某大手損害保険会社の自動車保険部門サービスセンター(SC)で働いていた時の備忘録。
仕事で得た知識を書き留めています。
自動車保険の補償内容、特約について。
交通事故の示談代行の実務について書いています。

交通事故

事故車・廃車の買取と査定

投稿日:2011年9月21日 更新日:

事故車の買取・査定を諦めていませんか?
事故車でも買取はそれなりに需要があるのです。
交通事故で事故車になってしまった場合の対応をご紹介します。

事故車になると査定・買取額が大幅に下がる。
これは事実です。
だから評価損(格落ち)などのトラブルが発生します。
日本人は事故車に対して少しばかり過敏すぎるようにも思います。

事故車買取額が低くなるのは仕方ないのですが、業者の言うままの値段で売る必要もありません。
特に大きな損害を受けた事故車は、廃車にすると鉄くず同然の値段で買い叩かれるケースもも耳にします。
中には廃車の引き取り費用を要求されることも。
でも、それはちょっと待って下さい。
事故車ではなくても中古車は査定・買取にばらつきが出る物です。
ずっと以前ならともかく、今ならネットで無料の事故車査定を受けることもできます。
事故車になってしまったのはもう変えられないとしても、少しでもお得な方法を探してみて下さいね。

なお、車両保険に加入していて全損になった場合は、その事故車は保険会社の所有物になります。代位といいます。
保険会社には提携している廃車業者がいて、彼らに事故車を売ることでいくばくかの収入を得ています。
もし保険会社に事故車を引き渡したくない場合は、その売却代金を差し引いた額が保険金として支払われます。
売却代金がいくらになるかは、保険会社の担当者に問い合わせれば教えてくれます。
私の経験では、1万円から10万円の間で値段がつくことが多かったです。
ということは、事故車査定をしてみて、もし査定額の方が高ければ、保険会社に引き渡しをしない方がお得になりますね。
これは別にグレーでもましてやブラックでもない、正当な考え方です。
交通事故は嫌な思いばかりするトラブルです。
せめて少しでも得をできる部分は、しっかり受け取っておきましょう。

ちなみにここで言う事故車とは、全損になるくらい損害が大きくて自走不可能な自動車です。
廃車にするような車です。
通常の修理で元のように走行できる車は、厳密には事故車ではありません。
とはいえ、実際は査定が悪くなっていますが…。
その辺りは交通事故の示談でももめごとが多発する点です。
今は情報があふれかえっている時代ですので、ご自分に必要な知識や情報をいかに上手く取り入れられるかが、交通事故の円満解決につながっていくのではないかと思います。

-交通事故

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