某大手損害保険会社の自動車保険部門サービスセンター(SC)で働いていた時の備忘録。
仕事で得た知識を書き留めています。
自動車保険の補償内容、特約について。
交通事故の示談代行の実務について書いています。

自動車保険について

免責とは

投稿日:2008年12月1日 更新日:

免責とは、と言っても色々な意味があるとは思いますが。
自動車保険免責について、改めて整理してご説明しますね。
自動車保険免責には、二通りの意味があります。
免責の一つ目の意味は、保険金の支払い対象にならないということ。
免責事項、などと言ったりします。
免責に当てはまると、自動車保険の保険金が出ません。
免責自動車保険の約款で決められていて、それぞれの保険の種目ごとに規定があります。
免責とほぼ同じ意味で「無責」という言葉もあります。
免責と無責の違いについては、こちらの記事をどうぞ。
自動車保険免責の二つ目の意味は、自己負担金。
免責はこの場合は免責金免責金額、とも言います。
免責金とは自動車保険の対物賠償責任保険と車両保険に設定する項目です。
免責金は、交通事故に遭って対物保険や車両保険を使う際に、自分で払う分のお金。
免責金までの金額を自己負担して、免責金を超えた金額は自動車保険から支払われます。
自動車保険免責金は2段階で設定されます。
免責0-0、0-10、5-5、5-10・・・・などという書き方をします。
免責のこの書き方の意味は、-で区切られた左側の数字が1年間の契約期間中に1度目の交通事故・自損事故で自動車保険を使う場合の免責金の額です。単位は万円。
免責の-の右側の数字は、契約期間内の2度目以降の事故の際の免責金額です。
免責金は、車両保険の場合、双方に過失割合の出る交通事故なら、相手方から受ける損害賠償金に優先的に充当されます。つまり、相手方から回収したお金はまず免責金に充てられて、まだお金が残っていたら保険会社のものになるわけ。
車両保険の免責金は、双方に過失割合のある交通事故の時は、一部もしくは全額が相手からの損害賠償金でまかなわれます。
免責金は、対物保険や車両保険でも100:0の加害事故や相手のいない自損事故では全額を自己負担します。
免責金は、事故多発の契約者には強制的に設定されることもあります。
事故多発者については、ブラックリストの記事をどうぞ。
免責金額を設定すると、自動車保険の保険料が安くなります。
免責は一種の特約だと思います。
自動車保険特約については、こちらの記事を見てみて下さい。
具体的にどのくらい安くなるのかは、自動車保険の見積もりサイトなどでシミュレーションしてみて下さいね。
免責について参考になりましたら、下のランキングをクリックお願いします。
1クリックいただけると、けっこう順位が変わるのです~。
にほんブログ村保険情報 人気ブログランキング保険情報

-自動車保険について

関連記事

no image

保険のお金用語

にほんブログ村保険情報 人気ブログランキング保険情報 超基礎的な用語です。 保険料… 契約者が保険会社に払うお金。掛け金。 保険金… 保険会社が契約に基づいて支払うお金。契約者や被害者、指定の者に支払 …

no image

自動車保険か自腹か

自動車保険の等級と保険料率・割引率は、以前の記事でご紹介しました。 保険を使うのと自費で修理費を支払うの、どちらがお得なのか考えてみたいと思います。

no image

人身傷害補償保険と人身事故

人身傷害補償保険は、交通事故での契約者サイドの人身事故、人身損害(けが、死亡など)に対して支払われる保険です。 自損事故保険、搭乗者傷害補償保険と併せて、過失割合に関係なく人身事故の保険金が支払われる …

no image

自動車保険と交通事故のリスク

にほんブログ村 保険情報 保険は万が一に備えて加入するもの。 でも、リスクと保険料のバランスは考えたいですね。 生命保険なんかでは見直しが盛んに言われているけど、自動車保険も必須の担保とそうでもないの …

no image

加害者の補償をする保険

交通事故の被害者が正当な損害賠償を受けるのは当然ですが、加害者の補償も必要です。 ケガや後遺障害、死亡など。 加害者にも必要な補償はたくさんあります。 人身事故で自分が加害者となってしまった場合、保険 …