某大手損害保険会社の自動車保険部門サービスセンター(SC)で働いていた時の備忘録。
仕事で得た知識を書き留めています。
自動車保険の補償内容、特約について。
交通事故の示談代行の実務について書いています。

自動車保険について

保険代理店

投稿日:2008年10月18日 更新日:

保険代理店は、保険の契約を募集し締結する場です。
保険屋。という言葉で保険代理店も保険会社もいっしょくたにして、区別がつかない人も多いですが、まったく別の企業、法人です。
保険会社はダイレクト保険を除いて、直接、契約を取りません。
自動車保険などの損害保険の保険代理店について、お話しますね。


 
損害保険、損保の保険代理店は、損害保険会社から委託を受けた保険募集代理店のことをです。
保険代理店と保険会社の間の契約を、損害保険代理店委託契約と呼びます。
保険代理店は、保険会社の代理として保険の契約者と契約を結びます。(締約代理商(ていやくだいりしょう))
保険代理店は代理の他に媒介の形でも契約を仲介しますが、媒介には生命保険が多く、代理は損害保険が多いです。
保険代理店は契約を結ぶと、保険料の中から手数料を受け取ります。
保険代理店の収入は主に手数料です。
損害保険の代理店の場合、手数料の額は自動車保険で保険料の10~20%、自賠責保険は一律1600円、火災保険は20%台、傷害保険は20%くらいみたいです。
保険会社と直接、契約するダイレクト保険に比べ、保険料は手数料の分だけ高いケースが多いです。高くならない場合もあるみたいですが。
ダイレクト保険の方が、基本的には保険料が安いです。
保険代理店の仕事、保険契約の締結や変更、解除の受付、保険料の徴収・領収や領収書の発行、保険契約者への通知や告知です。
保険代理店の一番の役割は、保険契約者と保険会社のパイプ役になることです。
保険代理店は契約者ごとに最適な保険内容の提案をして、いざ事故が起こった時はすぐに相談を受け、細やかなサポートを行います。
保険商品は複雑で、一般の契約者には分かりにくいですものね。
保険代理店も正直、質はピンキリですが、知識も豊富で誠実、優秀な保険代理店で契約をすれば、保険に関る事柄で何かと力になってくれるでしょう。
保険代理店は代理店業務を専門としているところや、各自動車メーカーのディーラーや修理工場が保険代理店を副業的に兼ねている場合もあります。
保険代理店になるには、資格が必要です。
保険代理店は資格によって4段階あります。
損保もしくは生保の特級資格を持つ募集人がいる保険代理店は、特級代理店。
上級資格なら上級代理店、普通資格で普通代理店、初級資格だったら初級代理店です。
保険代理店の資格は数年前に名称が変わって、初級資格が募集人資格になっています。
保険代理店のランクによって保険料の手数料率が変わってきます。
保険代理店になるには、保険会社の代理店の研修生として働きながら知識や経験を身につけ、資格を取得していき、何年かしたら独立開業や保険代理店に募集人として就職をします。
さてさて。
保険代理店と保険会社の関係を、自動車事故の担当部門、事故担当者の立場から感想を書いてみようと思います。
事故を受け付けた際、保険会社から契約者に直接コンタクトを取ってOKな保険代理店と、NGで必ず保険代理店を通すようにというところがありました。
契約者と直接コンタクトの方が行き違いが少ないんですけど、優秀な保険代理店なら頼りになるので助かりました。
そうでない場合は・・・・・まあ・・・・後ほど。
保険代理店は規模もさまざまでした。
独立開業している個人の小さな保険代理店、特定の企業や業界の系列で、その企業の社員や業界人の保険契約を一手に引き受けているような保険代理店。
保険代理店として大手で、色々な保険会社の商品の契約を扱っているところ、カーディーラーや自動車の修理工場など自動車販売と兼務で副業的に二足のわらじな保険代理店などなど。
保険代理店も大手だと、教育が行き届いているのか対応がきちんとしているところが多かったです。
保険の知識や交通事故の知識も豊富で、保険会社と契約者の間をうまく取り持ち、契約者を説得して示談までスムーズに運んでくれました。
独立開業している保険代理店も、大手並みや大手以上に優秀な人もいました。
保険代理店の大手は、それだけ多くの契約を扱っているということで、契約の売上の数字面から、営業部門から多少の無茶も聞いてやって配慮してくれと言われることもありましたけど。
保険代理店の大手でも、時々ダメダメで、それなのに無茶だけ言ってくるようなとんでもないところもあったり。
名指しで指名してやりたいけど、自重します(笑)
保険代理店としてカーディーラーの営業マンが副業的に募集人をやってるケースは、営業マンに自動車の知識はあっても保険や事故の方は今一つ、というのがよくありました。
営業マンからものすごい基本的な質問をされて、戸惑ったりね(笑)
でも、本当に優秀なディーラーの保険代理店は、副業どころか自動車とその修理、交通事故、保険商品や約款について全般的に詳しくて、契約者にとても頼りにされていました。
独立開業した中小規模の保険代理店は、本当にピンキリです。
事故受付部門のブラックリストに載るような、その保険代理店からの事故案件は必ずもめるという、札付きのところまであったんです(汗)
事故担当者は保険代理店ごとに担当していたのですが、私の担当していた中にも問題児な保険代理店がいました。
その保険代理店は契約者と直接コンタクトOKなんですけど、ここの契約者も変な人が多い。
保険代理店が中途半端に中に入ってきて、状況をぐちゃぐちゃに引っかき回すこともしばしば。判例タイムズの過失の見解にも異を唱えて、契約者を説得どころか一緒に文句つけてきたり。
その保険代理店の契約者から、保険金詐欺まで出ました。
契約内容もいかにも保険金詐欺を疑うようなもので、事故内容もかなり怪しく、こんな契約を通さないでよ・・・・と思ったものです。
何度、泣かされたか分かりません。
その保険代理店から事故報告が入ったら、とりあえず「またここ!」と叫びながら机に突っ伏してました(笑)
保険代理店を選ぶのは、なかなか難しいです。
良い保険代理店は信頼できて事故の時も頼りになるし、保険についてのアドバイスも色々もらえます。
損害保険も自動車保険だけでなく、火災保険や傷害保険も同じ保険代理店で契約すれば、一元管理ができて楽々です。
悪い保険代理店は何て言うかもう、仕事もできず質問しても答えられず、契約更新、更改の手続きも要領が悪くて不備が出たり、連絡しようとしても全然つかまらなかったり、事故の際もノータッチか逆に状況を悪くしたり、何でもありです。
後半は愚痴になってしまいました(苦笑)
損害保険に限らず、保険契約者、消費者としての立場からすると、良い保険代理店で契約するのが一番ですが、良し悪しはなかなか分らないものです。
関係者、自動車修理工場などで保険代理店の評判を聞けることもありますけど。
いっそネット上の保険見積りサイト、一括見積もりダイレクト保険などを利用するのもいいかもしれませんね。
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